素晴らしきかな人生 十五話
 

 馬子は、額に手巾(てぬぐい)をあてられ、茶房で休む事となった。椅子に寄りかかり片手で手巾を押さえつつ、尚隆らの帰りを待っている間、馬子は逸る気持ちを持て余しいらいらが顔に表れている。それを見ていて翁は言った。
「少しは落ち着かれよ。考えてもみなされ。子供の脚でどれ位歩けると言うのじゃ」
 馬子は はっと顔を翁に向ける。
「……すまない。気ばかり焦ってしまって」
馬子は暫く考えて後、おずおずと話を切り出した。
「――お嬢って言うのはさ。俺が奉公している所のお嬢さんで、風漢さんの娘でもある。そりゃぁ可愛くってな。俺の事を『じいじ』と呼んで慕ってくれるんだ。俺は使用人だからさ。出すぎた真似はしちゃいけねぇと思っているんだけど。風漢さんも旦那様も気にするなと言ってくださっているし、何より俺がお嬢を心底可愛いがってやりたいと思っている。だから何くれとなく面倒を見ているんだ」
 馬子はそれは嬉しそうに目を細めていた。翁はただ黙ってそれを聞いている。
「お嬢は聡いお子で、なかなか感覚も鋭い。それが今回は仇となった」
 馬子に後悔の色が伺える。硬く握り締めた拳をぐっと睨みつけ、又も黙ってしまった。
「――この際じゃ。この老いぼれに全てを吐き出してはいかがかの。言って楽になると言う事もある。……先程まで、儂がそうじゃった」
 翁は髪が随分薄くなり見るからに寂しげな自身の頭を、ぺちぺち叩いた。
「風漢といったか。あの青年に聞いて貰って、儂も長年の胸のつかえがとれた気がした。じゃからと言う訳ではないが、お前さんも吐き出しておしまいなされ」
 その言葉を聞き、馬子はどこかほっとしたのだろう。ためた気持ちを一気に吐露し始めた。
「最近旦那様――お嬢の母親の機嫌が非常に悪かったんだ。商売で面倒な事が起こっているんだろうと、大体の者はそう思っていたさ。だが……そのう……旦那様は、よほどいらいらしているのか、この頃些細な事でも因縁をつけては俺らを困らせていたものだから……。口さがない奴らが、ほんのうさ晴らしの為に言ったんだ。ささやかな冗談みたいなもんだ。本心じゃねぇ」
 馬子は大きく深呼吸すると忌々しげに眉をひそめ話した。
「風漢さんに構って貰えないから、いらいらするんだ……と」
「ひょおっほっほっほっほっほっほ……」
 翁は思わず声をあげて笑った。
「いやぁ、すまぬすまぬ。不謹慎だが、面白くてな。――そうか。つまりは、最近二人は『ごぶさた』じゃから、いらいらしている。そう言うのじゃな?」
 馬子はぶすっとした顔つきで頷いた。
「……まぁ、そういう事だ……」
 翁は暫くにやついていたが、目の前の男の不安を隠しきれない様子を目の当たりにし表情を硬くする。
「仲間が軽口を叩いていた所へお譲と俺が現れた。勿論お嬢はあいつらが言っている事は殆ど理解していないだろう。けれど感覚で感じたと思うのさ。母は父がいれば笑ってくれるのかもしれないと。俺は確信している。お嬢は雁州国へ行くつもりなのさ。歩いた所とて高岫(こっきょう)越え等ままならぬ。ましてや、雁州国の地方官吏としか手がかりがないのにな」
 そして馬子は無言になった。暫くして翁が静かに語る。
「それが子供というものじゃろう。後先考えず大胆な行動をする。ただ母を喜ばす為に。父に会いたいが為に。……いじらしい話じゃのう」
 言って翁は、どこか遠くを見る様な目つきをした。馬子は翁の一言に胸が熱くなり、気付けば涙がぽたりぽたりと握り締めた拳に落ちていた。
「さっおやすみなされ。気を揉んでいても仕方が無い。お前さんはそのお嬢ちゃんが帰って来たら、負ぶってやらねばならんだろう。きっとお嬢ちゃんは脚がくたくたになっているじゃろうから、それまでせいぜい体力を戻しておく事じゃ」
 翁は馬子から手巾を受け取ると、冷えた水に浸して硬く水気を絞った。それから、手巾を馬子に渡してやりながら彼に横になるよう勧める。
「後はあの青年が何とかするじゃろう。父親じゃからな。必ずお嬢ちゃんを見つけてくれる。お前さん、そう信じるんじゃよ」
 馬子は翁の力強い励ましで、少し安堵の表情を見せた。そしてそのまま横になり目を瞑った。


 一方尚隆は馬子が言うように南東の方角を走っていた。すると突如地面に僅かな違和感を感じ、大通りを避け、人気の無い路地裏に入る。
「――見つかったか、沃飛」
 尚隆は地面に対して手短に喋った。
「はい。やはり馬子がいう通り、この先にもう少し進んだ先に歩いておりました」
「よし。お前は先回りをし、何とか足止めをさせろ。ただし姿は現すな。あれは俺の真の姿をまだ知らぬ。故にお前が出てくるとややこしい。やり方は任せるから、あれが下手に動かぬようにするんだ。いいな」
沃飛は数秒黙っていたが、静かに答えた。
「なんとかやってみましょう」
「いろいろ苦労をかけるな。だが、あれを安全に且つ自然に俺が発見させる為だ。心得てくれ」
「御意」
 地面に静寂が戻った。
 尚隆は大通りに戻ると、急ぎ家畜商を探した。この時期は柳北国が誇る材木を切り出し運ぶのに、馬や牛が重宝する。だから全くないということはなかろうと、尚隆はふんでいたのだ。
(本当なら騎獣の方が、俺としては好ましいのだが)
 だが買い求めても、騎獣はすぐには使えない。街にはいないからだ。連れて行くには、早くて二三日、よもすると七日かかる。それでは間に合わぬ。
(多少遅くとも今回は馬でよい)
 尚隆の目に一軒の家畜商が映った。


「――いらっしゃい」
 尚隆が店に入ると、太った女店主が気だるそうに帳面を繰っていた。
「馬を譲って欲しいのだが」
 女店主は尚隆の仕立ての良い身なりをちらりと見ると、すぐ愛想のいいつくり笑顔を見せる。
「ええ、ええ、いいですとも。ささ、こちらへどうぞ」
と尚隆をそそくさと店の中の馬のいる所へと案内した。女店主は、数ある馬の中でも若くよく走りそうな馬を選んでくれた。
「この馬なら、疲れ知らずでございますよ、お客様」
 女店主は胸をはって、その馬の程よく鍛えられた尻のあたりをぺちぺち叩く。馬は艶やかな毛並みをし、ぶるるるっと首をふって鼻をならした。
「よし、これにしよう」
 そう言いながら尚隆が袂に手を入れた途端、彼は重要な事に気付いてしまった。
(しまった!さっきあの爺さんにいいようにやられてしまい、一銭も持ち合わせがなかった!!)
 旅人等は大金を持つ事を嫌うから、宿館を筆頭に店は大抵為替(いてい)や物品を支払いに使う。しかし尚隆は立場上形跡が残る事を嫌うので、為替は使わない。大抵下界に降りて後、物品を換金するか、ちょっとした労働で金銭をつくる。だが今彼には用意していた金銭も、すぐに出せそうな物品もないように思われた。
 尚隆は数秒考える。そして何を思ったのか、するすると衣装を脱ぎ出すと早口で喋った。
「走ったばかりで多少汚れてはいるが、悪い物ではない筈だ。どうだ、これで何とか足りないか?」
 すっかり身軽になった尚隆は、まだ体温の残るその衣装を女店主の目の前にどさりと置く。女店主は最初目が点になっていたが、すぐに衣装を吟味する。
「……ふ……ん、悪かないね。汚れは確かに気になるが、あんた急いでそうだし……いいよ、特別にこれで譲ってやるよ」
 勿体つけて返答はしているが、実の所馬を一頭譲るには余りある高価な品だった。本来なら、残りの金銭を返さねばならない位だが、目の前の男は全くその事を気にしていない。それよりも早く馬を譲って欲しいと、いらいらが顔に表れている。
(このまま黙って引き渡しても問題なさそうじゃないか。ふふっ、いい稼ぎになったもんだよ)
 女店主は笑いが止まらないのを神妙な顔で隠し、尚隆に馬を譲った。
 尚隆はその馬に飛び乗ると、沃飛が僅かに残した形跡を元に荒々しく馬を走らせた。


 女と尚隆の子は、途方にくれていた。随分歩いた筈なのに、続くのはどこまでも長い一本道。足はどうにも動かず、女と尚隆の子は、よろよろと近くの木陰に腰を落ち着けた。女と尚隆の子は、頬に張り付いた自身の蘇芳色の髪を振り払い、柔らかな手で目のあたりをごしごし擦った。擦りながら涙が溢れた。
「……ふっ、ふえっ。おかあちゃまー。じいじぃー。足が痛いようー。疲れたようー。ふえっ、うくっ……」
 一人しゃくり上げながら泣いていると、目の前に嫌な気配を感じた。見ると野犬が、女と尚隆の子のすぐ前でじっと見据えたまま動かない。彼女は恐怖で打ち震え足が竦んでしまった。女と尚隆の子と野犬の間に暫しの間、緊張が走る。恐怖の極みとなった彼女は、とうとう泣き叫んでしまった。
「……も、もう、やだよー。助けて。じいじ。じいじぃー」
 そこへ野犬の背後より、さっそうと馬に乗った尚隆が現れた。
「おとうちゃま……だ……。おとうちゃま!おとうちゃまぁーーー!」
「おう、もう大丈夫だ。そこでじっとしていろ」
 尚隆は大声で女と尚隆の子に告げると、馬の手綱を引いた。馬が(いなな)くと、野犬は弾かれたようにその場を走り去った。実は野犬は、先回りしていた沃飛によって呪をかけられ女と尚隆の子の目の前から動かぬようにされていたのであった。役目も終わり野犬は呪を解かれ、野犬自身何やら分からぬまま走り去って行った。
「ご苦労だった」
 尚隆は、聞こえるか聞こえないか位の小さな呟きを吐く。地面はあえて無言のままだった。そして、尚隆が愛してやまない自身の子の前に屈む。
「怪我はなかったか?」
「おとうちゃまー。わーん、こわかったようー。疲れたようー」
 女と尚隆の子は、尚隆に飛びつくと思いっきり泣いた。尚隆は、か弱き子の背中を優しく撫でている。頃合を見計らって尚隆が口を開いた。
「お前、なんでこんな事をしてしまったんだ。おかあちゃまも、じいじも、それはそれは心配しているんだぞ」
 女と尚隆の子は、戸惑っているようであった。言おうか言わないでおこうか躊躇しつつ、顔をあげ尚隆の目を見ると、尚隆はけして怒っているのではなく、深い愛情に溢れた優しい目をしていた。それに少し安心したのか彼女は小さく返事する。
「……あの、あのね。おかあちゃまがお寂しいようなの。そう皆言ってた。いつもお顔が少し怖くって。あたしには優しいけど……でも前はもっとおかあちゃま笑っていた。だからそれは、おかあちゃまはおとうちゃまと会っていないからだって。おかあちゃまはおとうちゃまの顔を見れば元気になる、そう思ったの。だからあたし……。あたし……。おとうちゃまを迎えに行こうと……」
 それを聞きながら尚隆は胸が熱くなった。思わず女と尚隆の子の頭をくしゃくしゃと撫ぜてやる。
「そうかお前が俺を迎えに……。悪かったなぁ。いろいろと心配をかけさせて」
「でも、おとうちゃまに会えた。あたし、おとうちゃまを迎えにいけたんだね。おかあちゃま喜んでくれるかな?……あっ、でも……。黙ってこんな所まで来たから、やっぱり怒られる?」
 紅玉の済んだ瞳で見つめられ、小首を傾げる仕草がいとおしいと尚隆は思う。
(ああ、やはりお前は、俺のかけがえのない……)
 尚隆は神々しい物を見る様に、眩しく目を細めつつ返答した。
「どうだろうな。それはお前の謝り方次第だな。なぁーに怖がる事はない。お前はいい子だ。おかあちゃまはそれを良く知っているよ。さっ、帰ろう。皆が待っている」
 尚隆は女と尚隆の子を抱えて馬に乗せ、自身も乗り込むと家路に向かった。


 茶房に寄ると、すっかり元気になった馬子が二人を出迎えた。
「お嬢。もう、じいじを心配させるような事はしないで下さいよ。じいじはそれだけで寿命が縮まるんだ。いいですか。約束ですよ」
「うん、ごめんなさい。じいじ」
 しゅんとうなだれる女と尚隆の子を見て、馬子は殊更慌てる。
「あっ、お嬢。じいじは怒ってるんじゃないんだ。ただ、その、つい」
「おいおい。お前もこの子の前じゃ形無しじゃないか」
 尚隆は二人のやり取りをにやにやと見ている。
「煩いですよ風漢さん。あんただって似たようなもんでしょ」
 馬子はそんな尚隆を軽くねめつけ、そして続けた。
「しかし、どうしたんですかい?すっかり薄着になっちゃって。薄着って言うか身包み剥がされたって雰囲気ですけど。風邪ひくぜ風漢さん」
 尚隆はおどけたような仕草をして見せた。
「俺は仙籍に入っているからな。多少丈夫なんだよ」
 本来彼は王故、神籍に入っているのだが、その事は極限られた者しか知らない。
「へぇー、官吏ってぇのは風邪もひかないんですか。そら便利なようで不便だな。何せ、体調が悪いと言って休みが取れねえもん」
「そうなんだ、簡単にさぼれねえ様に出来ている。『天の仕組み、恐るべし』って奴だな」
 尚隆がそう言うと、二人は大笑いした。


 その夜。女と尚隆の子は両親と寝ると言って大騒ぎし、三人は供に同じ臥牀に入る。今日の疲れが出たのか、女と尚隆の子は臥牀に入ると、すぐに寝息を立て始めた。尚隆と女は子を挟んで目を瞑っていたのだが、我が子の寝息が聞こえてくると、女がポツリと呟いた。
「――いつのまにか私、この子に相当気を遣わせていたのね。まさかこの子が私の顔色を窺っているとは、思いもしなかったわ」
「幼くとも、この子は立派な一個人と言う事だな」
 尚隆は目を瞑りつつ、こう返した。
「――そっちに行っていい?」
 女はそっと起き上がると、臥牀を一旦離れ回り込み尚隆の隣へと向かった。尚隆はそっと子を端に寄せ女を招き入れた。女は尚隆の喉元に頬を寄せ、彼の温かい温度に抱かれ心落ち着ける。
「へんに子供扱いしないで、向き合おうとしているの。でも駄目ね。所詮、子供。私のいらいら等気付く訳がないと、どこか思っていたのかしら。母親失格だわ」
 尚隆は、女の暗緑色の髪を梳く。尚隆はこの女の髪が好きだった。たおやかで艶やかに輝き手にしっとりと馴染むその髪は、尚隆を簡単に甘美な世界へ誘う。被衫(ねまき)の下に隠された陶器のような肌をほんのりと薄桃色に染め、お互いが知りえる昂揚感に登りつめて行きたいと逸る想いを押さえ込み、尚隆は掠れた声を発する。
「――お前は良くやっている。こうしてたまにしか会えぬが、だからこそ顕著にわかる事がある。素直ないい子になった。今回の事にしてもお前を気遣っての事。心の温かい子に育ってくれた。……なぁお前。いつも本当にありがとう」
 女は尚隆の背中に手を回すと、抱く腕に力を込めた。しかしすぐに緩めると、突然起き上がり尚隆を見つめた。
「それにしてもあなた。何だかとっても久しぶりなんじゃない?馬子に、どこで会ったか聞いてみたら、言いよどんでいたわよ。こっちはあなたのお勤めが大変だろうと、これでも我慢しているのに……。あなた、ひょっとして私にもう飽きた?」
 少し拗ねたように口を尖らせる。
 尚隆は焦った。女の言う事は絶対あり得ない。だがそればかりではつまらぬとも思っていた。興味がそそられる事は、まだまだ存在している。折角少ない時間を割いて、あの堅苦しい勤めから解放されたのだ。もっと、広くいろいろ楽しみたい。
 しかし女に下手な事を言って、状況をややこしくしてはならぬ。
 尚隆は少し考え、殊更甘く優しい声音で女に答えた。
「……それは、だな。お前に会いたい気持ちは、いつでも募っている。何せお前は魅力的だからな。ただ会えば別れなければならぬだろ。お前と会うと、俺は雁州国へ帰りたくなくなるんだ。それを思うとつい怖くなってな」
 そう言って起き上がり、女の肩を抱く。
「俺はこれでも寂しがりやなんだぞ」
 女は尚隆が自分を熱っぽく見つめる瞳に一気に吸い込まれそうになるのを、何とか持ち直して彼のみぞおちに肘鉄を入れる。
「……ってっ!」
「そうやって上手く言いくるめたつもりなの。はん、おおかた想像はつくわよ。興味本位で立ち寄った所で、金銭を賭けての遊びでもしたんでしょ。あなたの事だから勝つまで止める気はなかった。そして負けが講じて引くに引けなくなったといった所なんだわ。全く危うく誤魔化されそうだったわ。本当に口が上手いんだから」
「そ、そんな訳ないだろ。本当の事だ。断じて誤魔化してなんかおらぬわ」
 みぞおちを抑えつつ、尚隆が念を押すが、女は聞く耳をもたない。いや、このやり取りを楽しんでいるという方が正解か。女は悪戯っぽい視線を尚隆に投げる。
「さぁどうだかね」
 実は尚隆もこの状況を楽しんでいた。彼は女の肩に改めて手を回すと耳元で囁く。
「拗ねたお前も、そそられるな」
「……もう、馬鹿……」
 女の顔が一気に朱色に染まるのを見て尚隆はくつりと笑みを零し、そのまま女をゆっくりと押し倒していった。


特に何の盛り上がりもせず纏めてしまいましたか?「お嬢、攫われる」なんて設定を期待した皆様ゴメンナサイ。 私は、そういうの好きですが、想像力貧困ゆえ、書けないのです(しょんぼり;;)
家は、アットーホームドラマという事で許して下さい。あっアットホームドラマってこんなんじゃなかったですか?
しかし、お嬢。恐怖極まって呼んだ名が「おかあちゃま」と「じいじ」…尚隆、形無し。
遠くのおとうちゃまより近い他人ということで。でも、実際尚隆を見ると、そんな事は吹っ飛んでおとうちゃま大活躍。 ついでに、おとうちゃま、かっこいいぃ〜なんて事も、子供に植え付けたりして。尚隆、もしや、そこまで計算済みか?
さて、まだまだこれでは終りそうにありません、この連載。いよいよ、20話の大台が見えてきた…。
くそ長い話になって申し訳ないです。次回は、お嬢を年頃の娘にでもさせて娘を持ったおとうちゃんは辛いよとかが、書けるといいなぁと。
良かったらもう少し、お付き合い下さいませ。

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2005.8初稿
2005.10改稿
禁無断転写