その男、濃厚で強烈につき
さて、宗方仁でございます。
もう、この方に対しては、私色々と話したい事が多すぎなのですが。
何せその存在感は、他の追従を許さない独特の宗方ワールドを醸し出しております。
宗方仁をご存知ではない方は、こちら→
ご提供下さいましたのは、
「KANTAICollection」のkiyomi様から、涎モノのイケメン「仁ジン」を頂きました。
「原作は、もっと濃いですね」とkiyomi様は仰っておりましたが、いやいや、大人の男の色気ムンムンです。(そんな自分はすっかりコーチの年齢を超えていますが)
正直私、これを見て、恥らってしまいました。kiyomi様には他にもいろいろ強奪して頂いております。kiyomi様有難うございますvv
この宗方仁と言う男、何かと面白すぎる。岡と出会った頃は確か、25歳くらいではないかと。
しかしながら、物凄い威圧感を醸し出してくれてます。
そして、いきなり初心者である岡相手にしごきにしごく。特別扱いだらけで、西高テニス部のコーチの癖に、岡だけのコーチだもん。これには音羽さん(初回で岡をいじめるだけに存在する損なキャラ)大激怒。会議でつるし上げ…としましたが、そこでは藤堂さんがナイスフォローで、事なきを得る。
皆様の後押しを受けて、というか強引に受けさせて、コーチは岡を育てる為に邁進していくのですが、思い通りに岡を育て上げる為に、岡の恋愛にも口を挟む。
岡には「男を待たせるだけの女になれ」
藤堂には「女の成長を妨げるような愛し方はするな」
って、表情一つ変えず、こんな濃い台詞がいえてしまうのが、宗方仁という男なのです。
実は、尾崎・お蝶さまペアより進んでいるかと思われる(何ってそれは密着度合い)藤堂・岡ペア。
学校の合宿で岡が足を悪くし、一足先に藤堂に付き添われ帰るシーン。あそこで、凄い雨に遭うんですよね。
もう、エースに興味ない方も、何かありそうな匂いプンプンでしょう。……大当たりです。
「このままでは風邪を引く」如何する、如何するつって、とうとう抱き合ってお互いの体温で暖めあうんですよ。しかし岡は、何てたってコーチに調教済みなので、すぐコーチの顔が浮かぶ。
完全、コーチにマインドコントロールですわ。ひろみ、可哀想;;
「一気に燃え上がり、燃え尽きるような恋はけしてするな」って、コーチの残像が岡を襲う。
「ええ、おっしゃるとおりにします。だから早く来てください」と岡、心の声。
これって……。もう、Mの考え方だよね。でも、目の前で感じる藤堂の暖かさも捨てきれず。
この後、ご主人様(コーチ)が二人を迎えにやってくる。
以下、SMにおけるご主人様と下僕の関係を、そこはかとなく感じつつお楽しみ下さい。
岡「お叱りにならないのですか、コーチ」(とご主人様の反応にビクビクの下僕)
宗方「しからなければならない事はすまい」(俺の調教が行き届いているからなとか、言いたいのでしょうか)
岡(↑の言葉の威圧感に押され泣く)「あの方が好きです」
その後、「今は大事な時期、お前は沢山の者を踏み台にしてここまできた。その踏み台にされた者に報いる為に、努力する義務を忘れてはならない」といった事を教え諭すが、あんに浮ついた事はするなと圧力をかけているようにしか見えない。
ご主人様の命令は絶対の、下僕 岡は泣きながら頼む。
岡「あの方の事を忘れさせて下さい」
宗方「試練をさけてとおるな」
岡「ではせめて今日のことだけでも…」(岡、まさか「お仕置き」を期待している??)
宗方「人間何事も知ってしまったら、知らなかった昔には戻らない。藤堂の胸も腕も、もうお前の意識から消える事はない」
……面白い、面白いよ、この師弟。でも、最後のコーチの台詞は大好きなんですよ。
しかし、全面反対かといえば、そうでもない。
後にコーチは、友人太田さんに(ええ、そんな友人もいるんです。桂さんより全然まともな友人が)↓な事をしれっと答える。
それは、太田さんが「岡は綺麗になったな、恋でもしてるのか」と冗談のつもりで振った一言。
コーチは「している、熱烈に」と言って「相手は藤堂だ」と、聞かれてもいない事までばらしてしまう。
その後の話
太田「岡が…かわいいんだろう?」
宗方「かわいい」
太田「ずっと 手元におきたくないのか?」
コーチ沈黙。
その時のコーチの横顔が……目が描かれてないから、尾崎に見えてしまう危険性もありますが……
いやいや、そんなチンケな突っ込みは、この際いいのよ。とにかくめちゃくちゃ色っぽいの。
何か言いたげな唇が、素敵なの。そして……
宗方「束縛できないほど かわいい」
フ……ッって。あなた!目を伏せちゃってトリップまでして、よく言うね、そんな恥ずかしい台詞(爆)
太田さんなんか、呆れて顔に青筋たててんジャン。「相変わらずお前、真剣な顔で、面白い事言うよな」とか思っているのだろうか?(ウソです。実際の太田さんは、コーチのその凄まじい決意、想いに圧倒されているという設定です。きっと、多分)
そんな宗方コーチは、結果的には自分も岡の魅力に取り込まれ、そして、言っちまうんですよ。
19のガキんちょである、藤堂を捕まえて
宗方「(岡を)愛している。愛している。愛している!」
(藤堂さんの「失敬」に続くくらい、私の脳内にクーリーンヒットですわ。何時見ても悶えすぎて真っ白になります)そりゃぁコーチ反則ですって。藤堂さん、トラウマになりそうだもん。実際そんな気もしなくないと、私は一人ほくそえんでますけどね。そして、打ちひしがれる藤堂に更に追い討ち
「これほど愛せる相手にめぐりあえるとは思わなかった。生きてきて良かった!」
コーチぃ〜、藤堂を如何したいのですか?藤堂の顔、青ざめまくって大変ですよ。十代には酷な宣言ですって。
そんな青ざめ表情を、桓堆様が表現してくれました。こちらもkiyomi様のご提供。
作者によって、青筋のつけ方に特徴があるらしい。今回は、勿論、原作者の山本センセバージョンで。
しかし、藤堂さん、とんだ人とかかわってしまいましたね。まさに「その男濃厚で強烈につき」でございます。
そして、私はそんな面白男に、嵌りに嵌ってしまいました。素敵です、宗方コーチ。。。
と、まだまだ語り尽くせない彼ではございますが、一旦ここで切らせて頂きます。
多分断片的に、宗方コーチについては、語ってしまうかもしれませんが、今後ともお付き合い頂けれるとちょっと嬉しかったりします。
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