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あまりにも長すぎる跡文
浩陽における楽俊の位置というお題に挑戦してみました。
私の一つの意見は「想いは墓場まで抱いて、二人の邪魔はしない」と、いう事で。
確認ですが、私の妄想は「こんなのもどうですか」程度ですからね。
あんまり、深く考えないで頂けるとありがたいです。
楽俊の死を使いましたので、楽俊には(そして余多の楽俊ファンには)複雑な心境かも知れません、ね。
今回、こんな事を考えたんです。
「望めば手に届きそうな位置にいるのに、手に出来ない時、その人は待てるのか?」
今回は「待てない楽俊」にしました。
傍に明らかに陽子を大切に扱おうとする存在を見た楽俊は、グワーンと落ち込んだのです。
で、「先に下りた」。(この話では。皆様、あくまでこの話ではですよ。楽俊はそんなヘタレじゃないって言う
お気持ちは、今回はどうか胸に収めて下さい)
じゃあ浩瀚は待てるのか?仲睦まじい楽陽を見て、何を思う。…割と待てるかも知れない。
それは、もう生きてきた境遇の違いかと思います。
浩瀚はすでに、仙として長い時間を生きる事に慣れている。
だから、待つ事に抵抗はない。心の余裕がある。
しかし、楽俊はまだ途方もなく長く生きるというものを体験してないから、感じ切れない。
つまりは「こんな切ない、やりきれない気持ちがこの先ずっと続くのか?」と
不安で不安で仕方がないと考えました。
さて、何で楽俊を仙籍に入れなかったのかという事なんですが。
楽俊が唯人でいたらどうなるんだろう。と、前から思っていたんですね。
あえて、唯人の道を選ぶという、選択もあるよなぁと。じゃあその理由は?なんて。
「楽俊とは別の次元で話がしたい」とは、実は私の希望でもあります。
陽子には王宮とは全く関係ない、陽子が、自身の気持ち的に「私」で入れる相手がいてもいいんじゃないか。
そんな想いです。
じゃあ仙籍だけでもって話にもなるんですが。
私は彼には一般市民でいて欲しいなぁという思いが、なんとなくうごめいてまして。
かと言って、このままじゃいつか別れがくる訳ですし。
陽子の迷いは、そのまま私の迷いだったりするのです。
迷いに迷って躊躇する内、とうとう取り返しのつかない事態になった。と、いう所です。
楽俊の独白は、浩陽に持っていきたいという事で、あんな感じになりましたが、
前半部分は私の楽俊像が入っています。
一生懸命生きて、天寿を全うするのも彼らしいと思う私は、思うんですけど。
陽子にとって楽俊は、皆とは違った、譲れない領域だと思います。
慶国主要メンバーは、常世に無理やり来さされて、苦渋を舐めている陽子を見た事がない。
(景麒さえ、殆ど知らないでしょ)
その時陽子は、ただの少女だった。
今となってはただの少女としていれた唯一の時間を、楽俊と共に共有した。
その彼が亡くなったというのは、陽子にとって物凄い衝撃だったと思います。
それが元でいろんな事がグルグル頭を駆け巡って、考えなくてもいい事まで、考えて。
疲れた陽子は本当に引っ張られるように浩瀚の元へ行った。(私がそうさせたんですけど)
行って、どうにかして貰おうとも思っていない。なんで、きたのかもよく分からない。
陽子は行ってから、考えるんですよね。そして、今、必要なのはこの人と思ってしまった。
陽子の初めては、かなり衝撃的な事でもないと、踏ん切りがつかない、踏み込めない。
そういう話があってもいいかなぁと考えました。
浩瀚の「私があなたの闇を取り去ろう等と、~……利用して下さいませ」について
浩瀚は個の領域を大事にするのではと、私は思うのですが、今回は陽子の領域、それがあまりにも痛痛すぎたと
感じています。
そんな陽子が自分を頼ってくれたという事に、浩瀚は無性に想いが突きあがってしまった。
ただ、悲しい事に、自分では完全に陽子の王としての苦悩を救い出してやる事は出来ないと、この時の浩瀚は
思っております。
ならば、せめて寄り添ってやろうと、肯定も否定もせず、ただ包み込もうと。
…そういう男の方が好みなんです。
自信満々で、「俺が何とかしてやる」という人も悪くないと思うんですけど、ね。
はてさて、書きあがった後、ふと思った事。使令の存在。
使令は控えています。
今回、陽子の心は、かなりささくれ立っておりますので、景麒が気配を殺して控えていろと命じてる筈。
では、浩瀚とむにゃむにゃの時は何をしているのか、強引なこじつけですが考えました。
使令:浩瀚様がなにやら、主上を襲おうとされている。これはお守りしなければ!…おや、様子が違うようだ。
そうだよな、浩瀚様が襲うはずもなし。ここは静かにしているか。
使令にとって、男女の交わり等、興味がない事なのではないかと。
傍で何をしてようが、危険がなさそうなら、景麒の言いつけ通り、気配を殺して控えている。
さて、その後、景麒に事の次第を報告するかしないか。
する必要もなしと判断し、全く景麒は知らない事なのか?
忠義者で「報(告)・連(絡)・相(談)」をきっちり守り、景麒に話し、景麒は新たに悩む事になるのか?
どっちかなぁ。
ああ、跡文がこんなに長いって如何なのよ。(しかしそのままにする気らしい)
ここまでお付き合いくださった皆様、お疲れ様でございます。
そして、本当に有難うございました。