仲良し三人組を「○○三羽ガラス」と括るバタ臭さが、時代だなぁと思いません?
左は好きな女子の手を握っただけで男泣きの尾崎優。
中央は「こんな姿で失敬」なんて自慢の白い歯をキラッキラ光らせる藤堂貴之。
右は「カメラオタク」と侮るなかれ、空手で鍛えた肉体は脱いだら意外と凄い筈の千葉鷹志でございます。
こちらのご作品もkiyomiさんのご提供です。
『エースをねらえ!』での千葉ちゃん脱衣率が少ないので 思わず藤堂さんとアタマをすげ替えて千葉ちゃんを脱がしてしまった
との事ですが。そうそう、千葉ちゃん脱衣率少ないですよねぇ〜…ではなくて、この構図は、元は藤堂だったんですよね。
でも千葉チャンに変えてくれた方が私は激悶え。何せ、私も西高三羽烏ではダントツ千葉派なので。
そしてkiyomiさんも。うふ、うふふふふ。ご贔屓具合がよく出てて大好きです。
おっと、話戻して。この、バサッとシャツを脱ぐシーンは……。
西高の軽井沢合宿にて。岡にも後輩が出来て、その日は、後輩達にに引っ張られるように川の上流にプチ探検に行く。
そこで、ある後輩が足を滑らせ川に落ちそうに。それを助けようとして岡も川へ。
別の後輩が「きゃぁ〜」と叫んだから、あら大変。とっても都合よく傍で昼寝をしていた、藤堂と尾崎は大急ぎで駆けつける。
が、後輩と岡はたいした事は無くて、川に落ちたけど、ずぶ濡れただけ。
風邪をひいちゃいけないと、岡は早く濡れた服を脱ぎなさいと指示し、自分もすごすご脱ぎだした所へ……お約束炸裂!!(つうか、そうじゃないと、私もファンも許さないし)
王子と家来……じゃなかった、藤堂と尾崎が登場。
水も滴る下着姿のいい女を、至近距離で見てしまった藤堂が、「こりゃ堪らんっっ」といろんな所を活性化させたかどうかは知りませんが。とりあえず、自身の目を隠し、くるり踵を反した。
そして、脱ぐんですよ。惜しげもなく、見せるんですよ私にファンに上半身を。(←いや、そんなつもりではなくて、ここは、乾いた服を着てなさいと藤堂・尾崎の機転です)
そして藤堂はいつもの「失敬!」を言い残し、疾風のように去っていく。
その夜、岡も藤堂も眠れない。何故かって。テニスしか知らない初心な二人は、もう、それだけで悶々するには十分なオカズなのですよ。若いなぁ〜若人よ。
この後、二人はかなり本気で意識しだし、コーチが大慌てで釘を刺しにかかるへと繋がっていくのです。
それにしても、kiyomiさんのイラスト。
うわ、もう、なんてイケメンなの!!
もう、随分と前にこれを拝見して、即「それ、クレッッ。後生だからクレ」と伏してお願い申し上げたんです。そして、いつか公開と思っていたんですけれど。私がなかなか西高三羽ガラスまで話が行かなかった為に、随分とお待たせ致しました。
やっと、公開が出来て良かったです。kiyomiさん、本当に有難う。
さて、尾崎は、こちらで散々弄くり倒した、海シーンでのトレンチコートを羽織ってご登場ですね。
落ち着いた物腰が素敵じゃありませんか。
妹である「尾崎愛ちゃん」を溺愛。愛ちゃんの密かな片思い(相手は又後日語れれば……)にまで、ヤキモキする。
藤堂の事といい、妹の事といい、尾崎ぃ〜自分の恋路もままならないのに、他の恋まで心配し過ぎ。
気が付けば、何にもしてないのにオッサンになっちゃうよ。
藤堂貴之。高校時代は生徒会長を務め、西高女子の憧れを一心に背負い、それを大らかに渡りあるく、正統派二枚目典型のお方。
あんなにスマートな身のこなしにも関わらず、岡の事になるとメロメロらしい。
何せ、後半は岡の為に人生捧げちゃったようなもんだからなぁ〜。それはとある女子プロゴルファー「O夫妻」のよう。奥さんが選手で稼いで、旦那がキャディー兼主夫。いつも一緒にいて、今でもラブラブなの。(←微妙に違っていたらスイマセン。でも、私、あの夫妻見る度、岡と藤堂もきっと……とか、妄想が膨らむ)
彼の位置はあくまで岡を全身全霊支える存在。
そして、岡の為には時に厳しく突き放し(と言ってもコーチ程Sッ気は無いの。何処かに彼らしい甘チャンさ優しさが見受けられる)時に真綿の如く心地いい感覚で包み込んでしまう。
これには岡もこう語っている。
コーチは わたしを 高いところから ひきあげてくれる
この人(藤堂)は わたしの下から わたしをささえて 力強く おしあげてくれる
このフレーズは。
コーチの支持で、藤堂が岡の対戦するであろう人の戦い方の癖をマスターし、ラリーの相手をしてやってるくだり。
そこでねぇ〜、三羽ガラスのそれぞれの思いの交錯が、私は堪らないのです。
多くは語らないの、絵だけ殆ど表情だけで見せてます。
まず尾崎は二人のラリーを見て、藤堂の岡に対する覚悟、それは、世界で一流のプレイヤーになるまで彼女と肉体関係にならない(←もう、さ、そういうダイレクト表現止めたら?凛さん)彼女の全面サポートをする事に感心し、考え深げな表情。
「俺、お蝶さま相手に我慢できるかな、色々と」とか、思ってるんでしょうか(思ってないと思う)
対して千葉は、何処か憂いだ、伏し目がちでその場を去るんですわ。
えーと、何で、千葉は、そんな色気のある表情で(って言っても、画像が出せないから分らないよね。原作持っている人は探してみて下さい)その場を去るかと言いますと……。
千葉っちは岡が好きなんですよ。
「エース」における千葉の想いは、掘り下げる程意味があったのかと、ふと思ったりもするんですけどね。(アンマリ意味な……い。あっ、ゴメン。あるよ、きっとある……って、納得して無いだろ、凛さん)
一応一目ぼれって事になってます。
しかし、岡を巡る藤堂とのやり取り。千葉の扱いは、あまりに、アンマリだと、千葉ファンである私は思うのです。詳しくはいつか、で、話戻しますが。
二人の誰も寄せ付けないよな愛のラリーを目の当たりにして、千葉は敗北感を感じたんですよね。
多分、それは、前から分かっていた事で、自分は影に尽くそうとしてたんだけれども。
藤堂の太陽のような眩しさに、一人物悲しくなった。
夜空の月を見上げ一人ごちる。男、千葉。
月も ひとり ねぇ チバちゃん
一瞬「何?その呟き」なんですけど、先の様に強引に絵だけで妄想膨らますと
……分ったよーな、分らないよ―な。(←結局それか。爆)
とにかく、微妙な三人の関係がこれまた目が離せないのでありました。
しかし、藤堂は本当に何かとお坊ちゃまな男です。
例えば、物語初めの方で、主要部員がコーチの所に新春のご挨拶に行くエピソードがあるんですけど。そこで、「魚鳥木(ぎょちょうもく)」というゲームを皆でやるんですわ。
ゲーム内容はまぁ、省いてしまうとして。
そこでお決まりの様に、岡がドボン。罰ゲームとして、岡はメンバー全員から質問攻撃を受けるんです。
部員「岡先輩 好きな人いますか」(お約束ですね)
岡「い……います」
部員「その人はこの中にいますかっ」
岡「います」(そこまで馬鹿正直に答えなくても…)
部員「それは誰ですかー!!」(顔を伏せる岡)
そこでね、藤堂、千葉の「俺だろ?俺」的なショットが入る。嗚呼、違った。藤堂は上目遣いで「俺……なんだろ?」とちょっと余裕かました表情。
千葉はネガネの奥に静かな闘志が。
「分っている、俺ではない事は。でも、万が一にでも」とか、とかっっ。
結局、困りに困った岡を助けるべく、藤堂・千葉のフォローが入ってジ・エンドなのですが。
ここでの私的ツボは、最後のくわえ煙草のコーチの横顔。伏し目がちで、余裕綽々で。多分こう思ってんですよね
「「「俺だっつうの」」」(そんな訳ありません)
この後の三羽ガラスの初々しいトークが、私を笑わせます。
尾崎「傍にいたから よくわかったけど ほんとうに全身 ふるえていた。ああ こんなに その相手が好きなんだな と思ったね」
尾崎「それで おまえさん あんなに ふるえられるほど 好かれている 自信が 無い訳だろ」
藤堂「そーだよ」
千葉「だから 彼女と いっしょにいるコーチが 相手じゃないかと」
藤堂「そのとーりだよ!」
……あの、さ、藤堂君。カマトトもここまで来ると嫌味なんですけど。
そんなんだから、千葉の気持ちも全然気付いてやれないんだろうな。
藤堂貴之。なんて無神経、大らかな男なんだ。
岡の表情行動、どう見たって藤堂に「くびったけ」じゃないですかぁ。なのに、この期に及んで、まだ、「コーチ」って。
それはやはりコーチの「女の成長を妨げるような愛し方はするな」に、相当マインドコントロールされてるんでしょうね。
改めて怖いわ、コーチ。でも、そこが好き(ポッvv)
と気付けば、こんなにも長々と。
スイマセンもう一回、西高三羽ガラス語らせてください。特に千葉をご紹介したい。
かなりご贔屓キャラなのです、千葉鷹志。故に、この会、藤堂にどうしてもきついコメントで申し訳ない。藤堂好きの皆様、ゴメンナサイネ。私は、藤堂・岡には幸せになって欲しいと説に願ってるんですよ。では、次回まで「失敬!!」
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